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キャロル・キング [Oldies Music]

新聞を読んでいたら「キャロル・キングとジェームス・テイラーのコンサート」という
「意外」な広告が目に飛び込んできたので、キャロル・キングのホームページを見てみると、
2010年に「TROUBADOUR REUNION」というワールドツアーの記事が載っていました。
「叙情詩人の再結成」とでも訳すのでしょうか、
二人ともアメリカを代表するシンガーソングライターで,
キングは1942年2月、テイラーは 1948年3月生まれです。

「意外」と思ったのは組み合わせではなくて、歳の事です。
テイラーは ともかくキングは今年68歳になります。
まだまだ現役で頑張っているんですね。
ミュージシャンには歳は関係ないですね。
そして後でわかったことですが、2007年と2008年に日本でコンサートを開いていたんです。
ぜんぜん知りませんでした。キャロル・キングさん、ゴメンナサイ。

それでは今回の1曲です。
まずは聴いてみてください。


Tilel: The Loco-Motion
Artist: Little Eva
Words & Music: Gerry Goffin and Carole King

[るんるん]Come On Baby, Do The Loco-motion.
どうでしょうか、聴いた事があると思います。
去年後半にから携帯電話のテレビコマーシャルで流れていたのは,
アメリカのロック・グループ、グランド・ファンク・レイルロードです。
1974年にカバーして全米1位になっています。
オリギナルの1962年にリリースしたリトル・エバも、
勿論大ヒット、全米1位になっています。
LittleEva.jpg

キングはハイスクール時代に先輩である、あのニール・セダカから作曲を学び、
クイーンズ・カレッジに進んでゴフィンと知り合い、コンビを組みます。
このカレッジにはプロとして活動し始めていたポール・サイモンがいて、
アドバイスを受けていたようです。

ニール・セダカの大ヒット曲に、「おお!キャロル」(Oh! Carol)がありますが、
キャロルはキングのことだという話は有名ですね。
(返歌として「おおニール」を後に発表しています)
当時、そんなことは知る由もなかったですが。

キングは何枚かのレコードを出しますがヒットせず、出産もあって歌手活動を休止して、
曲作りに専念します。そして....。
1960年代に入るとゴフィン&キングのコンビは次々とヒット曲を生み出します。
60年終わり頃に「Will You Love Me Tomorrow」が大ヒット、
61年には全米1位に輝きます。
歌ったのはガール・グループ、ザ・シュレルス(The Shirelles )です。
この曲のヒットの後、多くのガール・グループが世に出てくるようになります。

「ロコモーション」は予定していた歌手が歌えなくなったので、歌い手を探していたところ、
ゴフィン&キング夫婦の所でべビー・シッターとして働いていた
エバ・ボイド(リトル・エバの本名)に白羽の矢が当たり、そして大当たりしたのです。

おやじギャグの入ったところで、
そのころのガール・グループ、ザ・シフォンズのカバーをよかったら聴いてください。
ザ・シフォンズにはカーペンタースがカバーした「One Fine Day」のヒット曲があります。


ヒット曲の誕生には思いがけないドラマがあるもんですね。
まだまだ書き足りない事が沢山あるのですが、
長くなりますのでこの辺でお開きとさせて頂きます。

グランド・ファンク・レイルロードの昔よく聴いていた曲がアップされていたので、
よかったらお聴きください。
Grand Fank Railroad - We're American Band 1973年 (音量に注意してください)


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コメント 10

空兵ーS

キャロル・キングというと
どうしても「タペストリー」ですね。
あの窓際に腰掛けるキャロル・キングの
ジャケット写真がなんともかっこよかった。
もちろん歌もですが。
by 空兵ーS (2010-01-05 22:10) 

stone-9

今回はあえて触れなかったのですが、
本当の意味のシンガー・ソング・ライターとして才能を発揮するのは、
ゴフィンと別れて、70年代に入ってからだと思っています。

「タペストリー」のジャケット、とても印象的でしたね。
後世に残るレコード・アルバムの一枚だと思います。
by stone-9 (2010-01-06 09:00) 

mamii

古き良き時代を思い出すます。
by mamii (2010-01-06 10:56) 

ポチタマ

遅くなりましたが…明けましておめでとうございます^^
本年も宜しくお願い致します♪
by ポチタマ (2010-01-06 15:11) 

ANKO


ジェイムス・テイラーと一緒のコンサートだなんて 夢のようです。
もう 狂喜乱舞です。
ジェイムス・テイラーは私の心の夫です。
ハリソン・フォードもですが・・笑
こちらの記事をみて 
急いでチケット探して ゲットいたしました。

stone-9さん 教えていただき本当に感謝しております。
ありがとうございました。m(_ _)m

グランドファンクの「アメリカン・バンド」これも好きでした。
by ANKO (2010-01-06 21:33) 

stone-9

mamiiさん、コメントありがとうございました。
私もこの記事を書きながら忘れていた若い頃の事を思い出しました。
昔の曲を聴くとその頃の事が蘇ってきますね。
by stone-9 (2010-01-06 21:58) 

stone-9

ポチタマさん、コメントありがとうございました。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
山登り、楽しみにしています。
by stone-9 (2010-01-06 22:02) 

stone-9

ANKOさん、コメントありがとうございました。
恋人がたくさんいて羨ましいですね。(笑)
チケットをゲットされたようで、少しでも役に立ってうれしいです。

70年代前半のロックには言葉には表すことが出来ないですが、
主張というか、なにか共感するものを感じました。

by stone-9 (2010-01-06 22:23) 

micky

「ロコモーション」、携帯のCMで久々に聞きました。
ジェームス・テーラーなつかしいですね。「カントリーロード」や「君の友達」が好きでした。カーリー・サイモンのご主人でしたっけ。昔のほうが心に響く曲が多かったような、、っていうか最近の曲に疎いです。

by micky (2010-01-06 22:43) 

stone-9

mickyさん、コメントありがとうございました。
ジェームス・テーラーは後に多くのシンガー・ソング・ライターが
登場するわけですが先駆者といえるのではないでしょうか。
カーリー・サイモンもその中の一人で結婚しています。

キャロル・キングをカバーした「君の友達」は、
歌声が心に染み込んできますね。他の曲もそうですが。
by stone-9 (2010-01-07 10:41) 

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